ホモ・サピエンスの道具研究会 レクチャー
『住まっていることからはじめる』at 丸善名古屋本店
2017年09月14日（木） ～ 2017年12月06日（水）
第102回 丸善ゼミナール 住まっていることからはじめる
丸善名古屋本店にて、月に一度、平日の夜、ホモ・サピエンスの道具研究会によるレクチャーを開きます。気づいたときにはもう始まっている、この世に「住まっていること」。その中で、やったからといって終わるわけでもなく、何もしないからといって変わらないわけでもない、私たちの日常生活。
3回にわたるレクチャーでは、第１回に、動物の使う道具と人間の道具の比較から、人間にとっての世界のあり方を、第2回に、住まいを例にとりながら、生活を形づくる習慣と、知らないうちに変わっていく生活を、第３回に、道具の素材である物質の特性によって、思いがけず開かれていく私たちの生の可能性を、それぞれ考えます。
このレクチャーは、学問を体系的に解説するための入門講座でも、専門的な知識を面白く伝えるためのイベントでもありません。人類学を中心に隣接科学の知識を参照しつつ、私たちが日々繰り返している生活の広がりと深さに思いをいたす、そのような時間になればいいなと思っています。
全3回：
第1回 10/4（水）19時～20時半 人間の「世界開放性」
第2回 11/1（水）19時～20時半 生活の型と住まい
第3回 12/6（水）19時～20時半 道具と物質の特性
ナイトレクチャー「住まっていることからはじめる」
会場：丸善名古屋本店6階 名古屋市中区栄三丁目8番14号
参加費：各回1200円（3回参加は1000円）
定員：20名
お申し込み：052-238-0320（丸善名古屋本店）
＜ホモ・サピエンスの道具研究会＞
生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者を中心メンバーとするリサーチ・グループ。今回のレクチャーは、坂井信三・山崎剛・木田歩が企画。著書に「世界をきちんとあじわうための本」（ELVIS PRESS）。
