2013-06-04

Goodbye, Blue Monday / 小林豊


gbm1

Goodbye, Blue Monday / 小林豊

gbm_2

Goodbye, Blue Monday / 小林豊

gbm_4

Goodbye, Blue Monday / 小林豊

gbm_6

Goodbye, Blue Monday /小林豊
[goodbye blue monday / Yutaka Kobayashi ]

250mm x 182mm 32 pages, soft cover, color offset
Edition of 1000
Publication date: March 2009
1400yen +tax

buy : ON READING  http://artlabo.ocnk.net/product/1673

 

ある日、憂い顔で爆弾を落として、ハイサヨウナラ。すべてを無かったことにしてしまうことだって想像しないわけじゃない。たとえば今この枝を、踏むのか飛び越えるのか持って帰るのか、少なくとも気づかずに通り過ぎるという選択枝は残っていない。彼は立ち止まり、考えをめぐらせて、おもむろにシャッターを押す。
どこからか乾いた心地のよい風が吹いている。地上から3ミリ浮いているような、逸脱した視線。日々は続いていく。ブルーマンデーはまたやってくる。エトセトラ、その繰り返しにすぎないけれど。小林豊の写真は、袋小路に追い込まれたようなヘヴィな日々を生きる私たちに、こんな洗練されたやり方もあるってことを教えてくれる。

 

■Recommendations
今日もどこかで街道を、山道を、あぜ道を行く白い軽トラ。結局、行き止まりだけど、カメラがあるからまあいいか。という感じ。
【平野太呂 / NO.12 GALLERY】

アートのある日常?そんな生活はよくわかりませんが、日常からアートが生まれちゃう、そういう生活に惹かれるのです。だから小林君の作品に強く惹かれるのです。まるで自分がその風景の中にいたような錯覚を起こすほど。いや、実際にいたりして。
【JO-G (JOJI NAKAMURA) / 黒緑LESS】

僕は写真にくわしくありません。写真のことをわかっていない自分が言葉にするのは非常に難しいです。レンズの向こうの世界に感動しながら撮った写真はきっと永遠を手にするんじゃないかなと思います。音楽も絵も、多分写真も、なにげない世界を発見したり感動しながら出来上がったものはいつまでも真新しいから。小林君は感動した世界を、そのまま素直に画面に焼き付けているところがいいなあって思います。
【松井一平 / TEASI】