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Posted on 2017-07-03
2017/7/1-8月下旬 『世界をきちんとあじわう』ためのブックフェア
at 恵文社一乗寺店


京都の本屋、恵文社一乗寺店にて、『世界をきちんとあじわうため』のブックフェアを開催中です。


「世界をきちんとあじわう」ためのブックフェア:

「まだ見たことのない世界を知るためではなく、見慣れていながらなかなか気づけない世界に出会うためのガイドブック」として制作された『世界をきちんとあじわうための本』(ホモ・サピエンスの道具研究会:著)と、併せて読んでもらいたい本を「世界の手触り」「日常の観察」「私とあなたのあいだ」という3つのテーマのもと恵文社一乗寺店さんと一緒に選書しました。

わたしたちが今、目にしている世界とは、一体何なのでしょう。たぶんその答えには到底たどり着けないけれど、世界を探す行為はとても面白いものです。世界をきちんとあじわうためには、特別な技術や知識は必要ありません。ただ、ほんの少しの好奇心と立ち止まる勇気さえあれば。

それぞれの本にはコメントが付いており、こちらを冊子にしたリストも店頭にて無料配布中です。

また、8月20日(日)には、「介護するからだ」の著者である細馬宏通さんを招いてのトークイベントを開催します。

書店で行われるブックフェアでは、著者の知らないところで、隣り合う書籍と互いに作用しながらそれぞれの本が持つ見えない地図を可視化し、さらに著者が予想もしなかった新たなひろがりを可能にすることもあります。前述の二冊も、一般的な書店の分類では同じ棚に並ぶことは少ないかもしれませんが、どちらもその枠にはとどまらない、さまざまな気づきに満ちた本です。

「介護するからだ」の著者である細馬宏通さんは、高齢者グループホームで撮影した映像とメモをもとに、介護職員と認知症高齢者の間の小さなやりとりを仔細に見つめることで、双方の開かれた身体のあり様を綴り、「世界をきちんとあじわうための本」の著者であるホモ・サピエンスの道具研究会は、日々繰り返される人の営みをなぞるように記述することで、言語化されてこなかった私たちの日常生活をとりまく「世界」の存在を立ち上がらせています。

両者の持つ視点や考え方は、わかりやすさや効率を重視するあまりに私たちが忘れてしまった(そもそも気付いていなかった)自分自身の「からだ」や目の前にある「世界」の面白さを発見する助けとなるもので、現代の社会において、最も重要な感覚のひとつであると思います。

今回のトークイベントでは、細馬宏通さんとホモ・サピエンスの道具研究会の皆さんと一緒に、毎日のなかで私たちが「からだ」と「道具」をどのように用いているのか、そして一体”なにを”しているのかを探っていきましょう。

『世界をきちんとあじわう』ためのブックフェア
2017年7月1日(土)~8月下旬
at 恵文社一乗寺店 (京都市左京区一乗寺払殿町10)
営業時間:10:00 – 21:00
営業日: 年中無休(元日を除く)
http://www.keibunsha-store.com/


『世界をきちんとあじわう』ためのトークイベント
2017年8月20日(日) 14:00開場/14:30開演
at 恵文社一乗寺店 (京都市左京区一乗寺払殿町10)
入場料:1,000円+ドリンク代300円
ご予約:http://www.cottage-keibunsha.com/events/20170820/
ゲスト:細馬宏通、ホモ・サピエンスの道具研究会(山崎剛・木田歩・坂井信三)

細馬宏通(ほそまひろみち)
1960年生まれ。滋賀県立大学人間文化学部教授。声と身体動作の関わる現象を広く研究している。高齢者と介護者の声とからだの動きをとらえ直す「介護するからだ」(医学書院)、古今東西の歌のきこえ方を論じる「うたのしくみ」(ぴあ)の他、「今日の『あまちゃん』から」(河出書房新社)、「ミッキーはなぜ口笛を吹くのか」(新潮選書)、「浅草十二階(増補新版)」「絵はがきの時代」(青土社)など著作多数。バンド「かえる目」では作詞・作曲とボーカルを担当。

ホモ・サピエンスの道具研究会
生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者を中心メンバーとするリサーチ・グループ。これまでの活動として、『世界のなかの道具になるタネ』(南山大学人類学博物館/2009)や『道具を回路で考えよう』(同/2010)などの展覧会をはじめ、名古屋の本屋であるON READINGといっしょにトークでもなければワークショップでもないようなイベント『Sunday Morning Issue』を企画したり[詳細はhttp://onreading.jp/?s=SUNDAY+MORNING+ISSUE]、制作物として、収納という人類の生活の形式にせまる『箱にしまうこと 箱をしまうこと』(2015)のほか、日々の暮らしをただ見つめる小冊子『生活と研究 -世界をきちんとあじわうために-』(2016)などを公開している。
http://twitter.com/sapiensneipas

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