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Posted on 2021-03-14
2021/4/1ー4/15 Takahiro Murahashi Exhibition『DOROTHY』 at 誠光社


コラージュ、ブリコラージュの技法で作品発表を行うアーティスト村橋貴博(guse ars)による作品集『DOROTHY』(ELVIS PRESS)の刊行を記念した展覧会を、誠光社にて開催します。

DOROTHY(ドロシー)と名づけた平面と立体の人形のような、神様のような、未来の生物のようなオブジェクト。本展では、作品集に収録したドロシーのコラージュ・彫刻作品に新作も加えて展示致します。

 

Takahiro Murahashi Exhibition『DOROTHY』 
2021年4月1日(木)- 2021年4月15日(木)
at 誠光社  京都府京都市上京区俵屋町437
https://www.seikosha-books.com/

抽象的な形の組み合わせで、コラージュや立体物を作っていると、ふとした時に本体から手足がのびて、そこに頭が乗って、素材の陰影や模様が目や鼻や口に見えたりすることがあります。そのように感じたオブジェクトは、本来は抽象的であるはずだったものが、たちまち生命を宿したように生きた存在に変わり愛着が湧いてきます。決定的な正面が決まり、何だか粗末に扱えないような感覚や友達のような親近感も生まれます。 DOROTHY(ドロシー)という言葉は、doll(人形)の語源となったとも言われ、ギリシャ語のdorothea(doron「贈り物」+ theos「神」)がその由来です。なんでもなかった形が何かの拍子に人形のように見えてくるその瞬間は、正に「神の贈り物」のようです。私は今回表現した人形のような、神様のような、未来の生物のような一連の作品をその言葉を借りてドロシーと名付けました。平面と立体で生まれたドロシーは、どちらが実在しているのか、または、どちらも実在していないのか。自分が作りながら誰かに作らされているような非常に曖昧な存在です。それはコラージュという表現そのものに似ているような気がします。 新しい本「DOROTHY」(ELVIS PRESS刊)では、平面と立体両方のドロシー人形が収録されています。どちらにおいても立体物として実在した場合の寸法や素材のデータが添えられているため、印刷物になると更にどちらが実際に存在するのか判別が難しくなるかもしれません。遠い未来、誰かがこの本を見てドロシー人形の研究をしたり、オブジェを崇め奉ったり、単なる遊び道具にしたりしている日が来るかもしれません。 ドロシーをつくる行為は、ちょっとした私の悪戯でもあります。
(_Takahiro Murahashi)

 

村橋貴博/アーティスト
コラージュ表現を中心に作品を発表。書籍や広告などのアートワークやデザインも手がける。2人組のアートプロジェクト guse ars(グセアルス)としても活動中。
guse-ars.com

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